damegakusei's diary

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Frostpunk  感想と攻略

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4/24日に発売された『Frostpunk』の記事です。

なんとか2回クリアまで辿りついたので、書き残します。

まず感想から

 ストラテジーゲームに縛りプレイはつきものだ。ソロプレイでリアルタイムでないゲームなら、プレイしているうちにどの選択肢を選ぶべきのかはわかってきてしまう。それなら、どれも同じぐらい有用な選択肢にすればよいと思うからしれない。しかし、ある問題を解決するための選択肢が、どれも同じ程度の影響だとしたら、それは意味のない選択肢だ。どの選択肢を選んでも同じ結果なら、馬鹿らしくてやってられない。だから強い建物や使えるアビリティ、強力なコンボと使いどころのない建物や弱いアビリティがゲームに存在する。弱い選択肢を作るうえでもプログラミングやグラッフィクに何時間もかかっているのに、プレイヤーは一回ちょっと試しただけで「これ使えないな」と言った限り二度と試さない。一回試されるだけまだいい方だ、wikiを見て「この建物があればいいのか」と、試行錯誤すらしないことだってままある。今の時代クリア方法はネットに書いてあるし、一度エンディングまでいければまた同じ方法を繰り返せばクリアできる。簡単にゲームをプレイできるからこそ、ゲームをやりこんでいるプレイヤーは、縛りプレイをしてよりスリリングな楽しみ方をするようになるのだ。

 本作では縛りプレイの心理的障壁が非常に低い。通常のプレイヤーはやりこみプレイヤーと違って、楽にクリアしたい。強い選択肢があるのにどうして封印して、わざわざ弱い選択肢を選ばなくてはいけないのか。大半のプレイヤー(自分含む)はこう思ってしまうのではないだろうか。同開発元の前作『This war is mine』も同じ仕掛けで、プレイヤーに試行錯誤の楽しみを与えた。その仕掛けとは選択肢に「心理的な」代償と報酬を負わせるという方法だ。例を挙げると前作では窃盗、今作では児童労働がわかりやすい。戦時下をサバイバルする前作では、NPCの持ち物を奪うことができた。本作では貴重な労働力を得るために、児童に労役を課すことができる。両方とも序盤で頼りになる選択肢だが、「こんなことをするなんて…」「子供は働くべきじゃない」というNPCのつぶやきがプレイヤーの心を刺す。この「心理的な代償」が怠惰で繊細なプレイヤーに、再プレイと弱い選択肢の使用を促している。そして弱い選択肢に、「心理的な報酬」を用意している点が、小市民的プレイヤーの心(自分)を良く理解している。2度目の善人プレイでは、なかなか苦労するもののクリアとは違う満足感を与えてくれる。本作は前作に比べてこの「心理的な報酬」がより分かりやすく提示されていおり、縛りプレイをしてみたくなる。時期は未定だが日本語の追加も発表されているので是非プレイして試してみて欲しい。

 

以下クリアのための攻略(ネタばれ要素あるので注意)

 

集めるべきリソースは 石炭・木・鉄・食料・労働力 の5つだ

まず一番重要なのは木である。これがないと建物を建てることができず無計画に使うと詰んでしまう。

石炭はひとまず必要最低限あれば事足りるが木は終盤まで無限にあったほうがいい。

序盤は拾うだけで石炭等を集められるが、すぐに建物がなければ採集できなくなる。木は建物を作るのに必要だ。また、労働力を得るためには偵察隊を組織する必要があり、やはり木が必要になる。

なので効率よく木を集めるために、「gatharing spot」を建てる必要がある。おそらくはわざとチュートリアルでこの建物が示唆されない。

採集するための建物は、研究をしてツリーを進める必要がある。だから研究力も必要になり複数の「workshop」がないと時間がかかり過ぎてしまう。これも複数建てろなんてチュートリアルに出ない。

あとは食料だが、これは適当な管理で賄える。

このゲームの肝になる熱源管理と、石炭についてはひとまずは落ちているものの採集と、「steamvent」で住居を温めれば大丈夫だ。「steamvent」も必須なのだがチュートリアルで(以下略)住居は「steamvent」で効率的に温められるようまとめた方がよい。

大事なのは落ちている木が無くなる前に「sowmile」を研究して建てることだ。これさえ出来れば詰まないしなんとかクリアまで辿りつけるだろう。

中盤のイベント以降新たにアンロックされる暴力と宗教(適当な訳)がある。どちらを選んでも良いし、解禁される法律はいわゆるタダツヨなのでどんどん採用しよう。

リソースの需要と供給は下部メニューの一番右のボタンを押せば表示される。気がついたら資源がなかったなんてことがないようにチェックするといい。グラフも表示できるし、直近の予測まで出てくる。とても視認性がよい。

 

攻略のまとめ:木に気をつけろ!

 

Life is strange の感想

 あんまりネタばれないけど、未プレイの人は見ないで欲しい。

 理由も含めてまずは前文から。

 

 人生は選択の連続だという。意識せずとも日々我々は決断を行っている。着る服、電車で立つ位置、食べるもの、話すことetc  とりわけ「ゲーム」は選択とその結果が展開を左右する。一つの選択肢を選べば他は選べず、結果もまた違ったものになる。だからこそ、advという日常のシミュレーションはゲームとして成立する。日常の選択肢を可視化し、結果を能動的に選ぶことができるからだ。

 だが、時として選択は「ゲーム」内ですら意味を成さない。常に正しい選択肢や、意図された無意味なもの、条件を満たしておらず正しい選択をしてもその結果が間違ってしまうこともある。現実においても同じで、だから我々は日々の選択を意識の外へと押しやっている。

 Life is strangeは「ゲーム」ではない。正確には、人生にとても近い「ゲーム」だ。何故ならば、あなたが操作する主人公の選択は、常に何らかの結果を伴うからだ。

 ゆえにネタばれを見るべきではない。あなたの選択はあなたにしか作り出せない、そう人生と同じように。

 

 

 

以下ネタばれあり

 エンディングまでプレイをすると、コンセプトの良さがまず大勝利であったと思う。名作映画バタフライエフェクトをもし主人公目線のadvにできたら…という発想から実現へと至ったその時点で称賛に値する。自らの些細な選択が未来に大きな変化を及ぼすというテーマは、主体的に物語を体験できるビデオゲームにおいて大変相性が良かった。

 ビデオゲームはいくらでもやり直しがきく。気に入らない結果になれば何度でもやり直せばいい。プレイヤーはこの能力を得た18歳の写真家志望の主人公として、物語を体験することになる。ゲーム内では会話から情報を得た後に、その情報をもったまま時間を巻き戻すことが何度もある。advなら2週目以降に選べるルートに最初から突入できるようなものだ。

 ここが重要なポイントで、本来ならプレイヤーの行うセーブ&ロードを演出として組み込んでいるというのが素晴らしい効果を生んでいる。自分は普段、セーブポイントからのやり直しを何度もしてしまうが、今回この行為をしたくなくなってしまった。それは、このゲームに対して恥ずべき行為だと感じたからだ。つまり「1度きりの体験をしなければ主人公に申し訳ない」と思ってしまったのだ。そう思えてしまえるほどの没入感と臨場感、そして素晴らしい脚本がプレイヤーの心を最大限に動かし、多くの賞とファンを生んだのだと思う。

 このゲームの臨場感は、誰もが体験したあの不安定な青年期のかけがえのない経験を背景にすることで生みだされている。ep1は特にそれが強く、プレイヤーの心に興味を惹かせることに成功している。ゲーム内の小さな選択が、後の展開に影響を及ぼすこともこの効果を生んでいる。脚本は特に素晴らしい。ゲーム的な演出(セーブ&ロード、ステルス、非現実の描写)を効果的に用い、「あの頃」を描写しながら未来を選択するというテーマをプレイヤーの心に強く訴えかけるものになっている。

 これらの要素により、この Life is strangeは「ゲーム」というくくりで語るのに相応しくないゲームである。映画とアトラクションの中間ぐらいに存在している。(と勝手に思ってる) 

 どんな娯楽もそうだが、体験として人間の人生を彩ることがある。このゲームは紛れもなく傑作であり、一人一人違う体験を多くのプレイヤーに提供するであろう。

 

 細かい点(ほぼ雑記)

 百合味が強い!!!!

 登場人物の人間関係は繊細に描写されていて、全ての人物から多角的な面を感じ取れる。主人公達の関係や、既にいないレイチェル、クラスメイトにいたるまでその内面が感じ取れるのは本当にすごい。

 バタフライエフェクトの影響は大きい。タイムリープものにおいて本当に近年の名作だったのだと感じる。詳しくないが、シュタゲ、まどまぎ等多くのフォロワーがこの映画に影響をうけており、素晴らしさを再確認できた。

 これらの作品をつなぐテーマは犠牲であろうか。思い出や時に命を犠牲にしながらより良い未来を選択するというテーマは、強い訴求性がある。意識できない犠牲を可視化することによって、一度きりの人生の「かけがえのない可能性や未来」を感じることができる。

 タイムリープものの難しさは、投影の難しさにあると思われる。時間を操る能力を持ち、厳しい選択を繰り返す主人公をいかに等身大にするのか。このアプローチに失敗すると超人が頑張る話で終わってしまいそうな気がする。バタフライエフェクトは少し不足していると感じるが、後年の作品はこの点をクリアし有名になっていると思う。

 フォロワー3作品共に主人公はティーンエイジャー(年とってると可能性ないからね。あとまどまぎは、ほむらが主人公という認識)で、失敗しつつもよりよい未来を選ぶという過程に、自己投影ができるのだろうか。往々にして若い頃の思いでは成功よりも失敗が多いし。

 以上。このテーマにもまだまだ可能性がある。ウェルズのタイムマシンから始まった時間超越というテーマは形を変えながら現代の文化に大きく寄与している。今後も面白い作品に巡り合えるといいなぁ。

優しさの発露について

 本日、学生時代の飲み会があり楽しい時間を過ごすことができた。学生当時にも思ったが、無軌道にはしゃげる時間というのは人生の中でもかなり限られている。いわゆる青春を楽しんだわけで、各位には感謝している。

 

 本題。帰り道、風邪をひいており薬の副作用もあって今すぐ寝たい思いを抱えながら、つり革に掴まっていた。運よく途中駅で目の前の席が空き15分ほど夢の世界を堪能できそうだったのが、たまたま目に入る位置に松葉杖をついた人が見えた。

彼の肩を叩き席があると告げ、一言お礼を言ってもらった。その後、予想外にも隣に立っていた別の方が私に

「いいですねぇ」

と言ってくれたのだ。

 少し話がそれるが、布施の心というのをご存じだろうか。出典は忘れたが要するに、その善意は感謝の見返りを求めているのかということだ。

 ここで私の頭に、このお布施の心問題が浮かび回答に逡巡した。自分のしたことは良いことなのか? そもそも何故私は席を譲ったのか? リアルfavをくれた人はこんな事を聞きたかったのではないと思うが、私はこの2つの疑問に答えをだす必要性を感じた。

 前者にはすぐ答えが出たが、後者は考えがまとまらなかった。

 だから、私はまず前者に回答を出した。

 「いいえ、大したことでは」 そう、大して良いことでもない、当たり前のことだ。そして後者について考え結論を出した。

 「たまたま、目に入る範囲だったからです」 私は日ごろから思う、我々は世界の裏側の殺人に悲しみを覚えない。世界のあらゆる問題に無関心というフィルターを掛けている。

 しかし、今日はすぐ目の前に助けを求めるひとがいたから声を掛けただけだ。助けを求める人に対して、適切な援助が出来る事はとても稀だと思う。募金箱にお金を入れるより、こうした行為の方が良心を満たせる。感謝の言葉などなくても、自己満足で足る。

 私は私の身勝手な良心を満たすチャンスを利用したまでだ。

 

 今日のこの一連出来事で、一番良い人物はリアルfavをくれた人だと思う。多分私のように考え込む人は少なく、素直に喜びを感じる人が多いと思う。そして、この喜びは身勝手なものでもいいと思う。

 上述のお布施の心では、感謝の言葉を期待した僧侶は己の未熟さに気が付き修行をやりなおしたという。けれども、皆が皆修行僧ではない。煩悩はなくせない。少しでも優しさを発揮できるようになれば良いと思う。

久しぶりにブログ

 前回更新は2年前の10月というのにアカウントはそのままで、はてなのサービスに感謝している。ほんとんど存在を忘れていたけど、今日病室で過ごす無為な時間の流れに耐えかねて思い出した次第だ。振り返りと近況を記す。

 

 まずは現況を、障害者枠として雇用され社会人デビューを6月に果たした。プライベーとだと彼女さんができ、充実した生活を送りながら将来の展望に期待している。そして今、日曜の夜に金玉が痛くなり救急車で搬送、手術し入院なうだ。初めての病院でそれは心細いが、知らなかった視点が多少見えて何事も経験なのだと、ありきたりな感想もある。

 

 2年前の10月は、まだ正規雇用の道も見えておらず発達障害の診断をもらっただけで、どことなく不安な日々を過ごしていた。その後12月から仕事をやめて発達障害職業訓練施設に通い始めた。場所は川崎であり期間は3ヶ月、実家からは遠いため良い機会と思い一人暮らしも始めた。訓練は9時に始まりの3時終わり、しかも通所時間は15分だったので自由時間を大いに楽しんだ。

 その後2月からは実家に戻り秋葉原に通っていた。もう辞めてはいたけれどバイト先の子に告白して付き合い始めた。3ヶ月後に内定をもらって6月から就労、色々あったけど働き続けられて今に至る。

 

 経緯はこんな感じ。書いていると思い出すアレコレ。今後何か書くかも

風邪引いた

 典型的な喉の風邪を患った。違和感から始まって痛みの後、倦怠感と頭痛あと肩こり。寝れれば治りそうだから医者に行くかどうか迷う…てなぐらいの風邪。待ち時間のことを考えるとなかなか行きたくない。あと税金の無駄遣いなのではとも思う。しかし熱がでて長引くと面倒くさい。

 他の人は多分こういう場合薬局で風邪薬を買うのが選択肢に上がるのだろう。私はあまりそういう習慣がないのと、市販の風邪薬には前処方された薬で、副作用が強く出た成分がだいたい入っているので服用しないことにしている。

 そこで目を西洋医学から東洋医学に移してみた。ググること数分で近くに漢方薬局があることをしる。行くと店員は一人だけで、見慣れた白衣を着用しておらずラフな格好。髪は茶髪で痩身の40代ぐらいの男性。ダイエット薬と騙って怪しい薬を売ってそうな(失礼)というのが第一印象。そもそもお客はあまり来ないようでいきなりの来店に驚かれていた。症状を伝えて3日分を処方してもらう。奥で薬を調合して袋に小分けしてもらう。どうでもいいけど調合という行為に限りなくファンタジーが込められていりるようで、すこしわくわくしてしまった。値段は3食3日分の9包で2000円。初診+薬代と大差はない。むしろ10割でこの値段なのだから安いのではないだろうか。

 もらった薬は粉薬でどういった薬理で効くのか説明がなく、どことなく胡散臭く感じてしまう。そして服用してから2日経過し今に至る。症状は少しずつ良くなっている。のどの痛みは水を飲めば3時間ぐらいなら気にならなくなった。体質によって効く効かないがあるとかないとか耳にしたけれども、私には効果があったようで良かった。次もお世話になろうかと考えている。

怒りのロードショー 8話更新されてた

第8話 - 怒りのロードショー / マクレーン

 ネット上で半年ぐらい前にずいぶん話題になっちゃったので、もしかしたら休載なのかと思ってたのですが半年ぶりに本編が更新されました。今回もやっぱり面白かった。

 

 「お前映画本当に好きなのか???」なまさみ君&プリキュア回でした。まず最初のビデオ店のシーンは非常に申しわけなくなる。人気でずっと借りられないのほんとうに申し訳ない。そして画像不良、まじで申し訳ない。傷があれば研磨して見れるようにしてはいますが、完璧というわけにはいかず…。もしフリーズしたら店員に伝えてください、見れる同じdvd再貸し出しか他の無料にします。ここらへんオンラインサービスの方がすぐれていますよね…。

 今回も村山は嫌な奴だ。嫌味すぎていっそすがすがしい。常に顎が上を向いてるのも腹が立つ。ガキには地獄の黙示録を見せろとか人格以外の何を疑えばいいのだろうか。しかし今回初めて焦燥していてスカッとする。まさみ君がかっこいい、まさに主人公な台詞がバンバン出てくる。あと久しぶりのザコ助登場、ローライズがすぎるよ…。

 エドガーライトとプリキュアが同居する漫画は、他にお目にかかれないのではないだろうか。僕はspaced俺たちルームシェアリングが最高に面白いと思う。まさみ君はキュアソードが好きらしい、あーなるほどなー。

 最後の独白は良いなぁ。大好きな友達に囲まれて幸せって最高にいい。

  この漫画が単純な映画好き漫画じゃないのは、ひとえに村山の存在が大きい。多かれ少なかれみんな、心の中に村山がいて嫌いなものを馬鹿にして満足している。音楽しかり漫画しかり、同じ趣味を持っているのにどこか軽蔑してしまう。まさみのお姉さんと友人の違いもここに現れる。

 最後、にまさみの襟めちゃくちゃでかくない?

 

図書館通い中

 小中の頃は学内、学外を問わずよく通っていた。本の何が良かったかというと、その世界に浸かれるのが大好きだった。 まぁスクールカースト下の方だったし、自分と本だけの世界が欲しかった。ハリーポッターとか青い鳥文庫とか読んでた記憶がある。

 高校はありがたいことに、そんな習慣が必要ないくらい楽しく本から足が遠のいた。もとより読みたい本がわからなくなっていたのも原因。中学生の頃から流行っていたラノベをどうも読む気にはなれず、大人向けは良さがわからなかった。サマセットモームを勧められたが、未だにあまりよくわからない。虐殺器官とか分解された男なんかが記憶に残ってる。
 3年になると受験が嫌で図書館に久しぶりに行った。ミヒャエルエンデを1通り読んだが、はてしない物語はとても気に入った。
 なんというか、私にとっての読書は逃避の色が濃い。あとsfばっかだ。今借りてる本全部早川sfだし。(銀英伝とフィリップkディック)
 これからエターナルチャンピオン読みます。あと氷と炎の歌揃えたいんですけど、高いです。